【海老名市】子どもたちの「好き」を伸ばす学童。「学童クラブ葵 今泉」で育む自主性と自己肯定感

神奈川県

2026年2月、海老名市国分北に「学童クラブ葵 今泉」が開所しました。

学童クラブ葵」としては2施設目となる施設で、今泉小学校に通う児童を対象に受け入れを行っています。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

共働き家庭の増加などにより、学童保育の役割がますます大きくなる中、「学童クラブ葵 今泉」では、子どもたち一人ひとりの「好き」や「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、自主性や自己肯定感を育む取り組みが行われています。今回は施設を見学し、お話を伺いました。

「葵」に込められた家族の想い

住宅街の一角にある「学童クラブ葵 今泉」。玄関へ続くアプローチには季節の紫陽花が咲き、入り口には「葵」の看板が掲げられています。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

実は「葵」という名前には、代表の早川薫さんにとって特別な想いが込められていました。早川さんによると、ご自身が生まれた際、ご両親は「薫」と「葵」のどちらの名前にするか最後まで悩まれたそうです。学童を立ち上げるにあたり、ご両親が付けようとしてくれたもう一つの名前も大切にしたいという思いから、「葵」を施設名に選んだと話してくださいました。施設名にも、子どもたちを温かく見守りたいという代表の思いも込められています。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

玄関を開けると目に入るのは、「welcome」の華やかな装飾や、幼稚園から譲り受けた笹に飾られた子どもたちの願い事が書かれた短冊、そして壁や廊下いっぱいに飾られたイラストや作品の数々。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

施設全体が子どもたちの作品で彩られ、温かな雰囲気に包まれていました。2026年4月には、新1年生15人、2年生1人が入所しているそうです。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

「子どもの『好き』を見つける手伝いをしたい」

学童クラブ葵では、大人が子どもの好きなことを決めて与えるのではなく、子どもたち自身が自分の「好き」や興味を見つけられる環境づくりを大切にしています。代表の早川さんは、「子どもたちの『好き』を見つける手伝いをしたい」と話します。

放課後の過ごし方は基本的に子どもたち自身が決めます。

近くには大きな公園もあり、天気の良い日には外で元気いっぱい遊ぶ子どもたちの姿も見られるそうです。室内で工作や読書を楽しむ子もいれば、自分の好きなことにじっくり取り組む子もおり、それぞれが「今日は何をしたいか」を自分で考え、自分らしい時間を過ごしています。施設にはNintendo Switchのほか、iPadが計7台用意されています。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

ゲームを楽しむ子もいれば、勉強に活用する子もいます。また、「将来はVチューバーになりたい」と夢を語る子どももいるそうで、一人ひとりの興味や目標に合わせた過ごし方ができる環境が整えられていました。

ガチャガチャも子どもたちのアイデアが

施設内には、子どもたちに人気のガチャガチャも設置されていました。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

中には子どもたちが作ったおみくじや手作りのおもちゃなどが入っており、遊びながら自然と会話が生まれる工夫がされています。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

また、夏休みイベントもスタッフが決めるのではなく、まずは子どもたちの「やってみたい」という声を聞きながら予定を立てているそうです。掲示されていた夏休みカレンダーには、昼マックパーティーやキッズランドUS、水遊び、シャーベット作りなど、子どもたちが楽しみにしているイベントが並んでいました。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

毎日のおやつも「自分で選ぶ」が学びにつながる

施設内で特に印象的だったのが、おやつコーナーです。10円、20円、30円、40円、50円と価格ごとに分けられたお菓子が並び、子どもたちは毎日100円分まで自由に選ぶことができます。

海老名市今泉「学童クラブ葵 今泉」

「今日は何を組み合わせようかな」「あと30円だから何が買えるかな」好きなお菓子を選ぶ楽しさだけではなく、限られた金額の中で組み合わせを考えたり、お金の計算をしたりと、日々の生活の中で自然と学びにつながる工夫がされていました。

身近な自然も学びの場に

施設の庭には、レモン、ゆず、金柑の木が植えられています。昨年の冬にはたくさんの実がなり、子どもたちは収穫したレモンを使ってレモンゼリーを作ったり、柑橘のエキスを使った実験を行ったりしたそうです。遊びだけではなく、身近な自然や食、科学に触れる機会も大切にしており、子どもたちの興味や好奇心を広げるきっかけづくりにもつながっています。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

「子どもたちが主役です」

放課後児童支援員の方は、「子どもたちが主役です。私たちは子どもたちが楽しめるようにサポートしていけたらと思っています。」と話します。子どもに関わる仕事に就きたい、子どもたちの成長を支えたいという思いでこの仕事を選び、数か月という短い期間でも子どもたちの成長を感じられることにやりがいを感じているそうです。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

学童クラブ葵では、子どもとの信頼関係を何よりも大切にしています。

代表の早川さんは、「スタッフは子どもの目線に立ち、アタッチメント理論を大切にしています。信頼関係を築くことで子どもの自己肯定感が育ち、自ら新しいことへ挑戦する力につながります。子どもたちからのサインに気付き、その意味を理解し、一人ひとりに寄り添いながら手助けをすることが私たちの仕事です。」と話してくださいました。

取材を通して印象的だったのは、「子どもたちの『好き』を見つける手伝いをしたい」という代表の言葉です。施設内には、その想いが形になったさまざまな工夫がありました。

海老名市今泉に「学童クラブ葵 今泉」

子どもたちが自分で考え、選び、挑戦する。おやつ選びやイベントづくり、日々の遊びの中にも、その考え方が自然と息づいていました。スタッフの皆さんが一人ひとりの個性に寄り添いながら子どもたちを見守る姿からも、その思いが伝わってきました。放課後を過ごす場所であると同時に、「好き」や「やってみたい」を育む場所でもある「学童クラブ葵 今泉」。施設見学も受け付けているそうですので、気になる方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

学童クラブ葵 今泉はこちら↓

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