【海老名市】病院の前が小さなマルシェに! “地域に根差した病院”で広がる温かな交流「えびなでしこ WAKU WAKUマルシェ」
海老名総合病院のバスロータリー横に、ちょっと特別で、心がふっと軽くなる光景が広がっていました。それは毎月第2水曜日に行われている、えびなでしこによる「農産物WAKU WAKUマルシェ」。

地元の女性農業者グループ「えびなでしこ」と病院が協力して始めた取り組みで、今年で発足から1年を迎えます。今回は、2025年12月10日(水)に実際に足を運んでみました。

寒い空気の中でも、並べられたお野菜はみずみずしく、手に取る人たちの表情も自然とやわらぎます。「病院の敷地内でマルシェが開かれる」という日常のひとコマが、患者さんやスタッフにとって、やさしく心がほどける時間となっていました。

地域とともに歩む「海老名総合病院」ならではの取り組み
海老名総合病院は、地域医療に加え、「地元とのつながりを大切にする地域密着の病院」としても知られています。

今回のマルシェも、その取り組みのひとつ。病院スタッフがのぼりやポスターを準備し、農家さんと一緒に会場を作り上げる姿はとても印象的でした。病院スタッフの方が言っていた「患者さんに“元気になるきっかけ”を届けられたら」という言葉が、このイベントそのものを表しているように感じます。病気を治す場であると同時に、地域と人をつなぐ場所でもある。そんな病院の姿が自然と伝わってくるあたたかいマルシェです。
地域の食と健康を支える「えびなでしこ」
このマルシェを運営する「えびなでしこ」は、神奈川県の研修「かながわなでしこfarmers」から生まれた女性農業者グループ。地元・海老名の畑で育てた野菜を、「新鮮なまま地元の方へ届けたい」という想いで活動しています。

普段は JA海老名グリーンセンターで販売。センター定休日の第2水曜日のみ、海老名総合病院でマルシェを開催しているそうです。「病院で野菜が買える」という取り組みは全国的にも珍しく、海老名ならではの温かなつながりを感じます。
「診察のついでに買えるのが嬉しい」そんな声が集まる理由
マルシェが始まると、患者さんやスタッフが自然と集まりはじめます。「診察後に寄るのが毎月の楽しみ」「葉っぱ付きの大根はありますか?」そんな声があちこちから聞こえ、地域の暮らしにすっかり溶け込んでいるイベントであることが伝わります。

健康を気にする方が多く訪れる病院だからこそ、地元で採れた「作り手の顔が見える」野菜を買える安心感はとても大きいのかもしれません。

また、農家さん直伝の「おすすめの食べ方」や「保存のコツ」を教えてもらえるのも、マルシェの楽しみのひとつ。旬の野菜が、いつもよりちょっと特別に感じられます。

8人のカラーが光る、可愛いのぼり旗がシンボル
会場でひときわ目を引いたのは、メンバーで作り上げた オリジナルののぼり旗。海老名市キャラクター「えび〜にゃ」が、8名それぞれの得意作物を大きなザルに入れたデザインで、とても可愛らしい仕上がりです。旗がはためくたび、メンバーの温かさや誇りを感じられ、会場全体を明るく彩っていました。

病院の前で生まれる、やさしい循環
病院でマルシェが開かれるというと少し意外に感じますが、実際には 「医療」と 「地域の暮らし」 をそっとつなぐ大切な役割を果たしています。

診察を終えた患者さんが新鮮なお野菜を手に取り「これでまた頑張れそう」と笑顔になる姿があり、農家さんは「この前のお野菜、とてもおいしかったよ」と直接感想を受け取れます。病院スタッフも、患者さんといつもより柔らかな雰囲気で会話を交わせるひとときに、ほっと表情がゆるむようでした。

こうした、場所が病院だからこそ自然に生まれる交流の輪は、まさに「地域に根差した病院」のあたたかさそのもの。医療だけでなく、心の元気まで支えてくれるような、やさしい循環がそこにはありました。

病院の前で交わされる、ちょっとした言葉や笑顔のやり取り。そこから広がる温かなつながりこそ、地域で暮らす安心につながるのかもしれません。次回のマルシェでも、またたくさんの 「わくわく」 に出会えますように。
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