【海老名市】異業種コラボレーション! パンの耳を原料としてクラフトビールを醸造する Better life with upcycleがブルワリー設立1周年を記念し泉橋酒造株式会社とコラボレーション
神奈川県海老名市で1923年に創業し、100年以上真摯にパン作りに向き合ってきた株式会社栄屋製パン。サンドイッチ用のパンを製造する過程で生じるパンの耳を用い、クラフトビールを醸造する新ブランドBetter life with upcycleを2022年に立ち上げ、2024年には自社ブルワリーを設立しています。
今回、ブルワリー設立1周年を記念したクラフトビール「1st Anniv. Hazy DIPA」の発売に先駆け、2025年3月16日(日)の先行試飲会にお招きいただきお話を伺ってきました。

totty stationでの先行試飲会の様子
私が初めてBetter life with upcycleのクラフトビールと出会ったのは、2024年9月13日〜9月15日に海老名中央公園で開催された「EBINA CRAFT BEER STREET 2024(海老名クラフトビールストリート)」になります。当時、パンの耳から作られたクラフトビールがあるという事、そして海老名市にブルワリーがあるということを知り、感動したのを今でもよく覚えています。
Better life with upcycleは、過去に食品ロスに対する理念に共感された事業者とのコラボレーション製品をリリースしています。従来破棄されていた伊予柑の皮をアップサイクルし、フレッシュな香りを閉じ込めた香り高い伊予柑エールビール「Iyokan Saison」や、海老名市名産のいちごで選別除外品となったいちごを使用した、イチゴの芳醇な香りや酸味、乳糖を加えたことで生まれるまろやかな口当たりが特長の「ミルクシェイクフルーツエール」など、どれもこだわりある人気商品です。

EBINA CRAFT BBER STREET 2024(海老名クラフトビールストリート出店時の様子
そしてこの度、ブルワリー設立1周年を記念して発売されたクラフトビール「1st Anniv. Hazy DIPA」は、創業1857年の老舗酒造である泉橋酒造株式会社とのコラボレーション。泉橋酒造株式会社では「酒造りは米作りから」の信念のもと、酒米栽培から精米・醸造までを一貫して行っています。今回はパンの耳に加え、海老名市周辺で栽培し収穫した酒米「山田錦」の精米時にできた米粉をアップサイクルし、また米粉で作った甘酒も加えることで、甘くなめらかな口当たりに仕上がっているそうですよ。

1stAnniv. Hazy DIPAと山田錦米粉
早速頂いてみることに。一口含むと口に広がる優しい甘さの後に感じる濃厚で贅沢な苦味、そして鼻に抜けるホップの香り。なんとも贅沢でゴージャスな味わいです。これはゴクゴク飲むビールと言うよりは、一口ずつじっくりと味わいながら飲みたいビールです。
今回、専務取締役の吉岡さんに今後の展望についてお話を伺いました。引き続きコラボレーションできる事業所は募集していき、今後はビール製造の過程で生じる麦芽カスを用いたパンの製造販売や、クラフトジンの開発などビールのみに留まらない新しい挑戦についてお話しくださいました。Better life with upcycleの今後の展開と発展、新たなる挑戦が楽しみであり目が離せませんね!